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JIM・HALL & PAT・METHENY |
ご存知、ギター界の最高峰と呼ぶにふさわしい二人、ジム・ホールとパット・メッシーニによるギター・デュオです。テクニックにおいても音楽性やセンスにおいても、とにかく最高です。
ここで何を書けばよいのかちょっと思い浮かばないほどですね。数々の演奏経験と人生経験にも支えられた稀代の名演奏としか言えません。
心に響くのです。どうぞジーンと響いてみてください。
普通に再生すると、こもりがちな、ぬるい音です。ギターの名手二人が心を通わせあい紡ぎだすような音楽ですから、尖がった音楽はないのですが、それでもこんなぬるい音ではないはず。
これでは二人の名手に失礼です。
音楽がすべてにおいて立体的に聞えるようになったではありませんか!名手二人が魂を通い合わせる様子が手にとるようです。
これは実に素晴らしいことで、フレージングが明晰になりメロディー・ラインが浮き上がり、支えハーモニーとのバランス感覚も実に絶妙に溶け合いますね。いかに先ほどまでが平面的なものだったかが解りました。
呼応し合う低音に対する高音の響き、心にしみるハーモニーの響く瞬間、デュオの拮抗した時の緊張、逆に音楽が自然に流れる解き放たれたような雰囲気など、見事に伝わってくるようになりました。
また、サウンドが全編ギターだけの音色ですから、中には途中で飽きてしまうような方もいるかもしれませんが、それは Remaster Ring を使用しなかった時のお話で、使ってみてこれだけ音楽が生きて二人の魂を感じられるようになると、次はどんなインタープレイ(相手の音に反応しあい、音楽的会話が高まっていく事)が起きるのか・・と楽しくて仕方がなくなります。
ここまで音の実在感が表現できるようになって本当に感激です。インタープレイがこの音で聴けてこそ、ジム・ホールとパット・メッシーニを聴く入り口に立てた、と思いました。
いつも聴いていて悩んでいた、こもりがちなぬるい音、などのそんな次元の問題はもうどこかへ消えてしまい、それよりも大きく変化した音楽からこちらが得るものの方がたくさんありました。素晴らしいです!
