fo.Q(フォック)は、制振材料を応用した音質調整材です。
fo.Q に使用されている制振材は、東京工業大学大学院・住田雅夫教授が、JST(科学技術振興機構)のプレベンチャー支援を受けて開発された新素材です。この素材には振動エネルギーを電気エネルギーに変換し、さらに熱エネルギーに変換して効率良く吸収するという優れた特長があります。これにより、A&V機器の振動対策として使用した場合に、
・取り除くことが困難とされていた微小な振動までも効率良く減衰させることが可能
・従来のゴムや重金属の制振材のような固有音がない
といった、従来の常識を超えた音質の調整・改善効果が得られるのです。
左のグラフは、金属製品に fo.Q を貼り付け、同じ強さの振動を与えた時の振動減衰の違いを示しています。
フォックを使用することで、使用していない場合と比較して、非常に短時間で基材の振動を減衰させることが可能となります。
この効果により、音響機器の振動を短時間で効率よく減衰させ、音の改造度の改善、S/N比の向上を実現させます。
fo.Q に使用されている制振材は、従来の制振材と比較して、2倍以上の制振性能を持っています。
さらに、従来の制振材では、ひずみ量が小さくなると制振性能が下がり、最終的にはゼロとなります。一方 fo.Q に使用されている制振材は、ひずみ量が小さくなればなるほど制振性能が大きくなるという特長があります。
これらの効果により、音響機器に発生する微少な振動を短時間で効率よく減衰させ、よどみのない、澄んだ音色を楽しむことが出来るようになるのです。
※損失係数:制振性能を示す尺度であり、値が高いほど制振性能が高いことを示しています。
※ひずみ量:ここで言うひずみ量とは振動自体を示しており、音のひずみのことではありません。
fo.Q のオーディオボードは、従来の無機ボードと比較すると、全周波数帯域で平均10倍以上の高い振動減衰性能を持っています。特に300Hz以下の低周波帯域と4,000Hz以上の高周波帯域で振動減衰性能が非常に高くなります。
これらの効果により、特に低・高周波のノイズを劇的に減衰させることが可能となり、聴こえにくかった音の輪郭が明瞭となります。また、音量を上げて聴くときにも音の歪みがなくなります。